All is well

勉強ブログです

意識障害について

意識は意識レベル(覚醒度)認識機能の2つの要素で捉えることができる。

両方が正常に保たれた状態を意識清明といい、どちらか一方または両方とも障害された場合を意識障害という。

 

意識の覚醒度は外的刺激に対する反応(開眼する、顔をしかめるなど)によって計ることがでに、これが低下した状態を意識混濁という。

 

意識レベルは正常または軽度の意識混濁であるが、認識内容の異常がみられる場合を意識変容という。

 

意識は、大脳皮質と上行性網様体賦活系により維持される。

上行性網様体賦活系は、脳幹網様体視床の非特殊核、視床下部までを含めた経路であり、末梢からの感覚刺激などの入力を受け、大脳皮質を覚醒状態にする。

このため、脳幹や視床などが障害された場合、意識障害が起こりうる。

 

意識障害の評価については次回に続く